統計資料

令和4年中における特殊詐欺の情勢について
※ 令和4年の値は暫定値
※ 各値の増減は前年比
【令和4年中の特徴】
  • 特殊詐欺の認知件数、被害額とも前年より増加している。
  • 「架空料金請求詐欺」及び「還付金詐欺」が大幅に増加しており、この二つの手口による犯行が認知件数の約75%を占めている。
  • コンビニエンスストア店員等による水際阻止件数が増加している。
  • 特殊詐欺の認知状況
    情勢全般
  • 令和4年中における特殊詐欺の認知件数および被害額は前年より増加。特に架空料金請求詐欺と還付金詐欺の増加が大きい。
  • 【図表1】 特殊詐欺認知件数・被害額の推移(被害額単位:億円)
      H30 R1 R2 R3 R4 増減
    認知件数 773 658 1,027 859 1,074 215
    被害額 18.4 11.0 16.9 12.0 18.1 6.1

    【図表2】 特殊詐欺手口別認知件数の推移
      H30 R1 R2 R3 R4 増減
    オレオレ詐欺 240 68 44 32 61 29
    預貯金詐欺 - 246 348 69 58 -11
    架空料金請求詐欺 388 171 217 305 410 105
    還付金詐欺 59 8 288 310 394 84
    その他 37 27 35 20 12 -8
    キャッシュカード詐欺盗 49 138 95 123 139 16
    総計 773 658 1,027 859 1,074 215
    ※「架空料金請求詐欺」
    未払いの料金があるなど架空の事実を口実とし金銭等をだまし取る手口
    ※「還付金詐欺」
    医療費の還付等に必要な手続きを装って被害者にATMを操作させ、振込み手続きを行わせて預貯金をだまし取る手口

    【図表3】 認知件数における手口別割合
    認知件数における手口別割合
    地域別・年代別割合
  • 地域別の発生状況を見ると、被害の75%を阪神・神戸方面が占めている。
  • 特殊詐欺全体の被害者の年代別割合をみると、高齢者(65歳以上)が全体の81%を占めている。
  • 【図表4】 地域別発生状況

    【図表5】 特殊詐欺被害者年代別

    相談受理の状況
  • 令和4年中における特殊詐欺の相談件数は5,024件で、前年からプラス1,052件と大幅に増加している。
  • 【図表6】 特殊詐欺相談件数の推移
      H30 R1 R2 R3 R4 増減
    認知件数 4,806 4,480 4,774 3,976 5,028 1,052

    検挙状況
  • 令和4年中は、148件49名を検挙している。
  • 【図表7】 特殊詐欺被疑者検挙人員の推移
      H30 R1 R2 R3 R4 増減
    検挙件数 227 185 226 211 148 -63
    検挙人員 108 91 86 81 49 -32


    水際阻止の状況
  • 令和4年中において、コンビニエンスストア店員などの声掛けにより被害を水際で阻止した件数は1,671件であり、前年同期と比較して598件増加している。
  • 阻止した者の内訳は、親族が一番多く31.4%、次いでコンビニエンスストア店員が27.9%、金融機関職員が14.7%の順となっている。
  • 【図表7】 水際阻止者の割合



    主な特殊詐欺対策
    1. 「家族の絆」を活用した抑止対策
      • ○ でんでんむし運動の推進
      • ○ 高齢者世帯への戸別訪問による防犯指導の強化
    2. 「地域の絆」を活用した抑止対策
      • ○ 「ストップ!ATMでの携帯電話」運動の推進
      • ○ 特殊詐欺水際阻止協力の店(家)」への協力要請
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    令和3年中における特殊詐欺の情勢について
    ※ 数値は確定値
    ※ 各値の増減は前年比
    【令和3年中の特徴】
  • 特殊詐欺の認知件数、被害額とも前年より減少
  • 架空料金請求詐欺(特にサポート詐欺)が大幅増、還付金詐欺も依然として多発
  • コンビニエンスストア店員、金融機関職員による水際阻止件数が大幅に増加
  • 特殊詐欺の認知状況
    情勢全般
  • 令和3年中における特殊詐欺の認知件数は859件で、前年と比較するとマイナス168件、被害額は約12億円で、マイナス約4億9,000万円といずれも減少。
  • 【図表1】 特殊詐欺認知件数・被害額の推移(被害額単位:億円)
      H29 H30 R1 R2 R3 増減
    認知件数 766 773 658 1,027 859 -168
    被害額 14.7 18.4 11.0 16.9 12.0 -4.9

    【図表2】 特殊詐欺手口別認知件数の推移
      H29 H30 R1 R2 R3 増減
    オレオレ詐欺 189 240 68 44 32 -12
    預貯金詐欺 - - 246 348 69 -279
    架空料金請求詐欺 398 388 171 217 305 88
    融資保証金詐欺 43 25 19 27 11 -16
    還付金詐欺 121 59 8 288 310 22
    その他 15 12 8 8 9 1
    キャッシュカード詐欺盗 - 49 138 95 123 28
    総計 766 773 658 1,027 859 -168
    ※「架空料金請求詐欺」
    未払いの料金があるなど架空の事実を口実とし金銭等をだまし取る手口
     「サポート詐欺」
    架空料金請求詐欺のうち、インターネット利用者の端末に、偽のセキュリティ警告等の画面を表示させるなどして、実際にはウイルスに感染していないにもかかわらず、不安を感じて電話をかけてきた利用者に対してサポート名目で料金をだまし取る詐欺の手口
    ※「還付金詐欺」
    医療費の還付等に必要な手続きを装って被害者にATMを操作させ、振込み手続きを行わせて預貯金をだまし取る手口

    【図表3】 認知件数における手口別割合
    認知件数における手口別割合
    地域別・年代別割合
  • 地域別の発生状況を見ると、被害の約8割を阪神・神戸方面が占めている。
  • 特殊詐欺全体の被害者の年代別割合をみると、高齢者(65歳以上)が全体の約8割を占めている。
  • 【図表4】 地域別発生状況

    【図表5】 特殊詐欺被害者年代別

    検挙状況
  • 職務質問による現場検挙等を推進している。
  • 令和3年中の検挙件数、検挙人員はともに前年と比較してやや減少。
  • 【図表6】 特殊詐欺被疑者検挙人員の推移
      H29 H30 R1 R2 R3 増減
    検挙件数 188 227 185 226 211 -15
    検挙人員 68 108 91 86 80 -6
    水際阻止の状況
  • 令和3年中において、コンビニエ ンスストア店員などの声掛けにより被害を水際で阻止した件数は1,073件であり、前年と比較して大幅に増加。
  • 阻止した者の内訳は、コンビニエンスストア店員が31.0%、金融機関職員(24.2%)、次いで親族(21.1%)の順となっている。
  • 【図表7】 水際阻止者の割合

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