~夏期におけるレジャー事故防止~
皆様、こんにちは。尼崎東警察署長の北尾です。
暑さが日増しに厳しくなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は夏期におけるレジャー事故防止についてお話しします。
これから、子どもも大人も楽しみにしている夏休みがありますが、海水浴場や、プール、登山などレジャーを計画されていることと思います。
これらのレジャーを安全安心に楽しむために次のことに気をつけて下さい。
【水難事故を防止するために】
① 悪ふざけはやめましょう。
水の中ではちょっとしたいたずらが生命に関わる事案に発展しかねません。
ふざけて遊泳者に抱きついたり、押さえつけたりする行為はやめましょう。
② 子どもから目を離さないようにしましょう。
保護者が目を離した際に事故に遭うことが多いので、水辺では特に子どもから目を離さず、また子どもにも水辺での危険性を教え、事故のないようにしましょう。
③ 大人も注意しましょう。
レジャーでは飲酒をしたり大人も気が緩んで注意力散漫になりがちですが、飲酒後の遊泳は危険ですので絶対やめてください。また自己の体力や泳力を過信しないで下さい。
【山岳事故を防止のために】
① 登山計画をたて参加者全員がルートや行程を把握しておきましょう。
県内の山岳遭難で一番多いのが、道迷いです。日が暮れて道が分からなくなったり、急にルートを変更し道に迷うケースが散見されますので、計画通り、登山しましょう。
② 登山の際は、体調管理・事前準備をしっかりしましょう。
毎年、登山中の体調不良による山岳遭難が発生しています。登山には万全の体調で臨み、体調不良時には登山を控えましょう。
また、登山中も水分補給に努め、異変を感じたら直ちに登山を中止し、状況によっては救助を要請しましょう。
③ 登山届の提出をしましょう。
登山計画を立てたら登山届を作成し、入山地を管轄する警察署に提出して下さい。
また、家族や職場等に事前に連絡しておいて下さい。万が一遭難した場合には重要な手がかりになります。
署員一丸となって、事故防止のため警戒活動を続けてまいりますので引き続き、警察活動へのご理解とご協力をよろしくお願いします。
【ストーカー・DV事案の対応について】
ストーカーやDV事案などは、警察が事案を認知した段階では、事案の危険性や緊急性を正確に判断することが困難である一方、事態が急展開して重大事件に発展するおそれがあることから、警察組織一丸となって、被害防止のため適切な対応に努めているところであります。
尼崎東署にもストーカーやDVに関する相談が数多く寄せられており、予断を許さない状況が続いています。
今回はこれらの事案に対して、警察がどのような措置をとることができるのかをご紹介します。
ストーカーやDV事案に対しては、加害者に対する検挙措置を積極的に講じているところではありますが、加害者の検挙に至らない場合であっても、加害者に対する警告等を実施したり、被害者に対しては避難措置等の保護対策を実施するなどしています。
また、ストーカー事案では「禁止命令」、DV事案では裁判所が発する「保護命令」など、加害者が被害者等に近づかないように命令をかけるという制度もあります。その他にも被害者が緊急時に110番した場合にストーカーやDVの被害者であることをあらかじめ登録しておく「110番登録制度」など、被害者の意向を尊重しながら最適な対策を講じることとしています。
警察が介入することをためらう被害者の方もおられますが、警察が必要な措置を講じることで多くの事案が沈静化しています。
もし、ストーカーやDV被害でお悩みの方がおられましたら、警察は相談を24時間受け付けていますので、迷わずに警察に相談してください。
【ストーカー・DVの相談窓口】
○ 最寄りの警察署
○ 兵庫県警察ストーカー・DV相談電話 TEL.078-371-7830
尼崎市にお住まいの方に 特殊詐欺被害防止 に関する耳寄りなお知らせです。
尼崎市自動録音機能付き電話機等購入補助事業がスタート
~今こそ ご家庭の固定電話機をリニューアルしませんか?~
特殊詐欺被害は、犯人からの1本の固定電話機から始まるといっても過言ではありません。
つまり、特殊詐欺被害を防止するには、
「犯人からの電話に出ない」
ことがとても効果的といえます。
とは言え、「全ての電話に出ない」という訳にもいきませんよね。
そこでお勧めなのが、
「防犯機能付き電話機を購入する」
ことです。
実際に防犯機能付き電話機を購入した方々からは、
「特殊詐欺の電話はおろか、迷惑電話すら架かってこなくなった」
という声を聞いております。
しかし、電話機を買い換えるとなれば、
「この物価高の中でもあり、かなり出費がかさむのでは?」
と迷われる方もいますよね。
4月1日から、尼崎市が、
尼崎市内に在住の65歳以上の方を対象
として、
通話前の自動警告機能
通話中の録音機能
付き電話機を購入すれば、
上限10,000円まで補助
が受けられることとなりました。
詳細は、下記に問い合わせください。
♦ お問い合わせ先 ♦
尼崎市危機管理安全局生活安全課
〒660-8501 尼崎市七松町1丁目23番1号 本庁舎中館8階
TEL:06-6489-6502 FAX:06-6489-6686
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/ansin/bouhan/1030502.html
自転車の盗難被害に注意!!
~無施錠での被害が多発~
施錠について
被害場所について
被害に遭った自転車のうち
62%が無施錠です。
被害場所のうち43%が
住宅です。
防犯ポイント
● わずかな時間でも鍵をかけましょう!
● 手間を惜しまず、ツーロックをしましょう!
● 自転車防犯登録を確実に行いましょう!
【ひょうご防犯ネットに登録をお願いします!】
「ひょうご防犯ネット」は、身近で発生した犯罪情報や防犯情報などを兵庫県警察からメールでお知らせするシステムです。
「ひょうご防犯ネット」で危険を察知し、防犯に役立ててください。
登録は、
Support@police.pref.hyogo.lg.jp
に空メールを送信して、返信されたメールの案内に沿って手続を行ってください。(二次元コードからも送信可)
~少年非行の現状について~
令和5年中、犯罪行為をするなどして、当署において、非行少年として扱われた少年の人数は140名で、前年と比べて34名増加しました。
非行少年が大きく増加した要因としては、14歳未満で刑罰法令に触れる行為をした触法少年が80名(前年対比+40名)と大きく増加したことが挙げられます。
当署の令和5年中における非行少年と触法少年の取扱人数は、いずれも県下の警察署別では最も多く、危機的な状況となっています。
また、JR尼崎駅周辺では、少年を当事者とする事件が多発しており、付近の住民の皆様からは少年が大声で騒いだり、喫煙するなどの迷惑行為に困っているとの声が多く寄せられており、警察としましては、学校や防犯団体等と連携し、少年が多く集まる地域をパトロールするなどして少年非行防止対策を講じているところです。
今後も子どもが犯罪に巻き込まれないように官民一体となり少年の規範意識の向上に取り組んでいきます。
少年非行の現状(尼崎東署) | ||||
令和5年 | 令和4年 | 前年対比 | ||
非行少年 | 140 | 106 | 34 | |
犯罪少年(14歳以上) | 58 | 66 | -8 | |
触法少年(14歳未満) | 80 | 40 | 40 | |
ぐ犯少年(罪を犯すおそれ) | 2 | 0 | 2 |
スマートフォン、SNSやオンラインゲームなどの普及に伴い、児童ポルノを始めとする性被害や、ネット上での「なりすまし」や誹謗中傷などに関する相談が多く寄せられています。
インターネットの利用に起因するトラブルから子どもを守るには、保護者が子どものインターネットの利用状況を把握し、適切に管理する「ペアレンタルコントロール(注1)」が有効です。
事態が深刻化する前に警察に相談してください。
(注1:子どもの安全のために保護者がネット利用環境と整えてあげること)
少年相談室「ヤングトーク」0120-786-109
最後に、皆さん自転車に乗られるとき、ヘルメットを被っていますか?
ヘルメットは皆さんの命を守る大切なものですが、まだまだ自転車乗車時のヘルメット着用が定着していない状態です。
兵庫県では自転車ヘルメット着用促進に向けてヘルメット購入応援事業を行っていますので、皆さん本事業に対する積極的な申請をよろしくお願いします。
※ 自転車用ヘルメット購入応援事業の詳細は、兵庫県ホームページ専用ウェブサイトをご確認下さい。
URL:https://safetylife.pref.hyogo.lg.jp
こちらの二次元コードからも確認いただけます。→ → →
兵庫県警察官募集
~警察官という仕事~
「警察」はじめませんか?
詳細については、こちらから確認してください。
兵庫県警察ホームページ(警察官採用センター)のページにリンクします
尼崎東警察署長
北尾 祐一