トップページ安全安心な生活>薬物の乱用防止について

大麻事犯の現状

 令和4年中の全国における大麻事犯の検挙人員は5,342人であり、前年に続いて高い水準を維持しています。
 県下の検挙人員は、前年から11人増加し、3年連続で過去最多を更新しています。大麻については、有害性に関して誤った認識を持つ者も多く、また、SNS経由で容易に入手できることなどから、若年層を中心に乱用拡大が続いています。このような状況に歯止めをかけるべく、令和4年7月に兵庫県警察大麻事犯総合対策推進本部を設置し、兵庫県警察の総力を挙げて大麻乱用防止対策に取り組んでいます。 
区分/年別 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 増減
全国 大麻事犯検挙人員 3,578 4,321 5,034 5,482 5,342 -140
うち30歳未満 1,950 2,559 3,427 3,817 3,765 +52
兵庫県 大麻事犯検挙人員 269 265 299 312 323 +11
うち30歳未満 192 179 227 226 240 +14

大麻とは

 
 大麻とは、大麻草及びその製品をいい、主に大麻草の花穂、葉片、大麻樹脂などが乱用されています。大麻に含まれている主成分にテトラヒドロカンナビノール(THC)があり、大麻の薬理・毒性の大部分がTHCに起因しています。
 大麻を使用すると、一般的には酩酊感があり、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになるといわれていますが、時間の感覚に混乱が生じて感情が不安定になり、暴力的な行為を行うようになります。また、遺伝子に影響を与え、生殖器に支障をきたしたり、不妊や流産、胎児の疾患につながることがあります。
 大麻の乱用を続けると、妄想、現実感の喪失、二重人格などの精神障害のほか、脳を萎縮させ記憶障害を引き起こすといわれています。

大麻の乱用防止

チラシ  大麻に関しては、インターネット等で「大麻は安全だ」「大麻は違法なものではない」といった誤った情報が流れていますが、大麻は上記のとおり危険性及び有害性のある薬物であり、日本では大麻取締法により厳重に処罰される違法な薬物です。
 誤った情報に惑わされないように、大麻に対する正しい知識を持ち、友人などから大麻を勧められてもきっぱりと断り、その場から離れるなどして、薬物に手を出さない意志を強く持ってください。
Copyright (C) HYOGO Prefectural Police All rights reserved.