こんにちは。美方警察署長の月輪です。
記録的な猛暑日が続いた今年の夏も終わり、10月になりました。
この時期は、読書📕 スポーツ🎾 旅行🚘 グルメ🍄 など、さまざまな楽しみがありますが、車でお出かけの際は、心と時間に余裕をもって安全運転でお願いします。
今回、ご紹介するお話は、11月に予定されている「津波防災の日」についてです。
平成23年3月に発生した東日本大震災を教訓として制定された「津波対策の推進に関する法律」では、11月5日を「津波防災の日」と定めており、この日は、津波対策について国民の理解と関心を高めるための防災訓練等の行事が各地で行われます。
※ 「津波防災の日」の由来
今から約170年前の安政元年(1854年)11月5日、安政南海地震(M8.4)による津波が和歌山県を襲った際、収穫されて積み上げられていた稲の束に火を付け、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させて命を救った「稲むらの火」の逸話にちなんでいます。
日本海沖の海底活断層で地震が発生すれば、沿岸部に津波が襲来すると予想されており、さらに、兵庫県に近い海底活断層で発生した場合、1mの水位上昇までの時間が10分程度と非常に短いため、強い揺れを感じた場合には、直ちに避難行動をとらなければなりません。
【美方署管内の日本海沿岸地域における最高津波水位、最短到達時間】
最高津波水位(ⅿ) | 最短到達時間(分) | |
香美町 | 5.3 | 13 |
新温泉町 | 4.5 | 11 |
※ 最短到達時間は、津波が初期水位1m上昇する時間
「日本海沿岸地域地震・津波対策アクションプログラム(R6.9改訂版兵庫県)」参照
津波が発生した場合にとるべき行動は、
● 沿岸部や川沿いにいる人は、直ちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難する。
● より高い場所を目指して避難する。
● 警報が解除されるまで安全な場所から離れない。
等です。また、
● やむを得ない場合を除き、津波から避難のために車を使用しない。
● やむを得ず車を使用するときは、道路の損壊、信号機の作動停止、道路上の障害物などに十分注意しながら運転する。
等にも注意してください。
今年の「津波防災の日」には、ご家族や身近な方々とともに、最寄りの津波避難場所や津波避難ビル、高台などへの経路を確認するなど、防災に対する意識の高揚を図って頂くようお願いします。

美方警察署長
月輪 敏郎

美方警察署 職場見学会

令和7年8月23日に美方警察署において職員及びその家族等に対して職場見学会を実施しました。
見学会では、白バイや警察官の装備資機材を展示し、必要な説明を行うとともに、白バイとの記念撮影を実施しました。


また、白バイ隊員による模擬走行を行い、参加者から大変好評をいただくなど、警察活動への理解を深めていただけました。



交通安全・防犯教室の実施

令和7年7月13日に管内に所在する浜坂東小学校において、地区の子育てサークルに所属する保護者と児童を対象とした交通安全教室及び防犯教室を実施しました。
保護者の方々には、交通安全・特殊詐欺・SNSよるトラブルの防止に関する講話を聞いていただき、児童の皆さんには自転車の安全な乗り方について、自転車シミュレーターによる体験型学習をしていただきました。





第6回諸寄北前船港地まつり開催

令和7年6月21日に第6回諸寄北前船港地まつりが開催され、当日は、快晴で多くの方が会場に訪れました。
美方警察署からは会場に警察ブースを設置して防犯・交通安全等のキャンペーンを実施しました。


兵庫県警察音楽隊も、イベントステージに出演し、たくさんの方に楽しんでもらえました。
「サギ犯にワン・ツー・パンチ!~歌ってなくそうサギ被害~」を演奏し、特殊詐欺被害防止を呼びかけ、アンコールでは、芸術文化観光専門職大学の出演者の方とのコラボも実現しました。
今後も、各種イベントを通じて、被害防止に向けた活動を行っていきます。

鹿との物件事故が増加。鹿等との衝突事故に注意!!
昨年から、鹿など野生動物の道路への飛び出しにより、車と衝突する交通事故が増加しています。そのほとんどが、夜間帯(夕方から早朝にかけて)において発生しており、主な発生場所としては、国道9、178号などの山間部で発生しています。
【令和6年中の発生状況】
148件発生(前年対比+27件) 全物件事故885件中うち約16.0%を占めている。【鹿との物件事故が多発している箇所(地図内の赤色部分)】

〇 鹿等の飛び出しによる交通事故を防止するためには・・・
・ 特に、夜間帯、警戒標識(動物が飛び出すおそれあり)が設置されている場所付近においては、注意して走行してください。
・ スピードを落としましょう。
・ ハイビームを活用することで、早期に発見できる場合があります。(鹿の目がライトで反射して光る場合があります。)。
以上、防衛運転を励行し、危険予測と安全確認をしっかりと行い、交通事故の防止に努めてください。

