こんにちは、高砂警察署長の清原です。初夏の候、皆さんお元気でしょうか。 今月は、薬物乱用防止についてのお願いです。 日本国内で乱用される薬物は、覚醒剤、ヘロイン、コカイン、大麻などです。 このうち兵庫県内も含めて、全国的に「大麻」の乱用が問題となっています。 以前は、薬物乱用の主流は、覚醒剤でしたが、10年ほど前から、30歳未満の若年層を中心として大麻の乱用が増加しています。 大麻乱用の増加要因として、インターネットなどで、「有害ではない」「いつでも止められる」など誤った情報が流布していることが一因といえます。 大麻は「ゲートウェイ・ドラッグ」と呼ばれるように、大麻の薬効に飽き足らず、さらに薬効の強い、覚醒剤やコカイン・ヘロインへ手を出す乱用者が後を絶ちません。 大麻などの薬物は、主に密売人から入手することとなります。入手のためお金が必要となりますので、金を無心するケースがあります。 また、大麻の乱用による体調の不調から、生活が乱れます。 もし、このような兆候が家族や知人などにあれば、高砂警察署へ遠慮なく相談してください。 大麻も含めて、薬物乱用は、深刻な状況になるまでに対応する必要があります。よろしくお願いします。