加西市民の皆さんこんにちは
立春を過ぎたとはいえ、まだ寒さ厳しい毎日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、令和4年中における県下の交通事故発生状況ですが、人身事故件数は減少したものの、交通死亡事故は前年よりも増加し120人もの方がお亡くなりになり、加西市内におきましても3名の方が犠牲になられるなど、依然として悲惨な交通事故が後を絶たない状況にあります。
また、令和4年中における県内での自転車関係事故は、4,162件発生しており、全人身事故件数の約25パーセントを占めているほか、自転車関係事故による死者は22人で全死者数の約18パーセントに上っています。
加西署管内におきましても、自転車は移動する上で欠かせない交通手段であり、市民の足として必要不可欠な乗り物です。
そのような現状の中、本年4月には、自転車に乗る人にヘルメットの着用が「努力義務」になる改正道路交通法が施行されます。
ヘルメット非着用で自転車事故により亡くなられた人の約6割は頭部を損傷しているとか、ヘルメット非着用時の致死率は着用時と比べて2.2倍も高くなっているなどの統計もあります。
格好悪いから 罰則がないから 収納スペースがない
等といった理由で命を粗末にしないで欲しいと思います。
加西署では、自転車による信号無視や一時不停止などの交通違反の取締りを積極的に行いつつ、自転車マナーアップを周知させるため「自転車安全利用五則」などの広報啓発活動も積極的に行って参ります。

加西警察署長 森井 忠