加西市の皆様、こんにちは。
三寒四温という言葉があります。 まだまだ暖房器具が手放せない寒さと、待ちわびた春の到来を思わせるような暖かさが入り混じる日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
新聞やテレビなどの報道によりご承知かと思いますが、大きな社会問題にもなっている特殊詐欺被害が多発しています。 兵庫県内では、昨年中に、 被害件数 1,224件(前年対比 +150件) 被害額 約19億9,000円(前年対比 +約8,000万円) の特殊詐欺被害を認知しており、認知件数は過去最多となっています。 特殊詐欺被害の手口としては、 架空料金請求詐欺が増加 還付金詐欺は減少したものの依然として高い水準で推移 しており、この2つの手口による認知件数が約7割を占めています。
加西市内では、昨年中に3件 オレオレ詐欺 1件 被害額 600万円 架空料金請求詐欺 1件 被害額 70万円 還付金詐欺 1件 被害額 141万6,000円 の特殊詐欺被害を認知していますが、県内の特殊詐欺被害者にあっては、65歳以上の方が全体の約8割を占めているため、加西警察署では、高齢者宅への訪問等により防犯指導等を重点的に行い、いわゆる「アポ電」などに国際電話が利用されている実態から、国際電話利用休止手続きをお願いしています。 国際電話の利用(受信・発信)を休止することは、特殊詐欺被害の未然防止に大変効果的であるため、ご協力をお願いいたします。
さて、3月・4月と言えば、学校等の卒業や入学・進学、就職や転勤など、生活にかかわる色々な変化がある時季で、社会の動きも活発となり、特に新1年生などを悲惨な交通事故から守る必要があります。 3月4日、加西警察署では、市内の平田運輸株式会社様との間において、交通安全啓発活動等に協働して取り組むことを目的とした「安全で安心なまちづくりのための警察活動に対する支援に関する協定」を締結するとともに、この協定締結に合わせて、市内の小中学生が昨年夏休みの課題として作成した交通安全啓発ポスターの中から、各学年の優秀作品を平田運輸株式会社様がトラックにラッピングして交通安全啓発車両を制作していただきました。 子供たちが交通安全の願いを込めて一生懸命に作成したポスターが、ラッピングトラックとして市内外を走り、地域の交通安全啓発活動にも参加されます。 子供たちの力強いメッセージを受け、ドライバーを含む大人社会もより一層交通安全意識を高めていただき、悲惨な交通事故防止につなげていきたいと思います。
加西警察署長 大戸英治
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