加西市民の皆さんこんにちは。
日ごとに暖かさを感じられるようになりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、県下の特殊詐欺の被害については、昨年はついに1,000件を超え、被害額も18憶円を超えるものとなり、危機的な状況となっております。
今年に入りましても、被害や相談件数は増加しており、特に還付金詐欺や架空料金請求詐欺の被害が多発しております。
以下は、特殊詐欺の主な手口ですので、このような電話がかかってきた際には、すぐに加西警察署まで通報をよろしくお願いします。
手口その1
- ●預貯金詐欺
- 警察官を騙って、「詐欺犯人を逮捕したら、あなたの個人情報を知っていた」「個人情報を悪用されて、現金が不正に引き出された」「被害に遭わないように、今すぐキャッシュカードを預かる」等と電話をかけてくる。
- 市役所職員等を騙って、「払いすぎた医療費の還付金がある」「口座番号を教えてください」「暗証番号を教えてください」「あなたのキャッシュカードは古いので作り直さなければいけません」等と電話をかけてくる。
手口その2
- ●キャッシュカード詐欺盗
- 「キャッシュカードが偽造されている可能性がある。警察官や金融機関の職員を向かわせる」「キャッシュカードを止めるので、暗証番号のメモと一緒に封筒に入れて」等と電話をかけてくる。
その後、警察官や金融機関をかたって自宅に訪問し、「封筒に割り印をするので印鑑を持ってきて」等と言い、被害者がその場を離れた隙にすり替えて、偽物のカードが入った封筒を被害者に渡し「3日間保管するように」等と被害者に伝えて立ち去る。
手口その3
- ●架空料金請求詐欺
- パソコンでインターネットを閲覧中、突然、警告音が鳴り、「ウイルスに感染した」等のニセ警告画面が表示され、画面に表示の連絡先に電話をすると、「ウイルスに感染した」と言われ、犯人の指示通りにパソコンを操作すると、気づかないうちに遠隔操作ソフトをインストールさせられる。
その後、「ウイルスが判明した」と言われ、サポート費用として、コンビニで●●カードを購入してカード裏面に記載の番号を教えるよう指示してくる。
被害者のほとんどは高齢の方ですが、若い世代の方におかれましても、このような詐欺の手口について、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんにもお伝えしていただき、特殊詐欺被害防止に努めていただきますようよろしくお願いします。
防犯ポイント
- ◎「現金、カード、通帳を預かる」は詐欺です。
- ◎「暗証番号を教えて」は詐欺です。
- ◎「還付金がある」「ATMへ行って」は詐欺です。
〈加西警察署からのお願い〉
携帯電話で通話しながらATMを操作している高齢者を発見した場合は、高齢者に声を掛けて操作を中断するように説得し、特殊詐欺の被害であれば110番通報をお願いします。

加西警察署長 森井 忠