皆さん、こんにちは。
日中も肌寒さが増し、日に日に秋の深まりを感じるようになってきました。
朝晩の寒暖差が大きく、体調管理が難しい時期になりますが、皆さんも健康管理には十分に気をつけてください。
さて、兵庫県下では、特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の被害が昨年と比べ大幅に増加している状況であり、管内においても、詐欺に関係する不審電話が多数かかってきています。
最近、特に注意してもらいたいのが、警察官を騙る詐欺です。
手口としては、警察官を騙って、言葉巧みにアプリをインストールさせ、ビデオ通話等により、偽の警察手帳や逮捕状を示して信用させ、「あなたが犯罪に関与している。今から取調べをする。」などと脅し、捜査名目で口座のお金を別の口座に振り込んで移動させるよう指示して金銭を騙し取るものです。
警察官が、ビデオ通話などで取調べをすることはありませんので、そのような電話は詐欺を疑ってください。
これまで犯人からのアプローチは+から始まる国際電話が多い傾向にありましたが、最近では普通の携帯電話番号を利用するケースも増加していますので、十分に注意していただき、疑わしいと思った時は、迷わず警察に通報して下さい。
丹波警察署長 計倉 昭博
偽警察からの電話に注意!!
【具体的な手口】
自宅の固定電話や携帯電話あてに警察官を名乗り、
〇 「あなたの口座が犯罪に使われている」
〇 「あなたの携帯電話が不正に契約された」
などと様々な理由をつけて、「資産を保護する」「口座を調査する」などと言って現金をだましとったり、振り込ませたりする詐欺の被害が増加しています。
警察官役の犯人は、「あなたは逮捕される」などと不安を煽ったり、偽の警察手帳や逮捕状を見せてくるケースもあります。
電話会社や総務省等を名乗り、「携帯電話の未納料金がある」などと言った後に警察官役に交代するケースや、SNS・ビデオ通話での連絡に移行するケースもあるので注意が必要です。
☆ 防犯のポイント ☆
ホンモノの警察官は、
〇 電話で捜査対象となっているなどと伝えることはありません。
〇 メッセージアプリで連絡をすることはありません。
〇 警察手帳や逮捕状の画像を送ることはありません。
〇 ビデオ通話で取調べをすることはありません。
ひとつでも当てはまる場合は、「全て詐欺」です。
少しでも怪しいなと思った時は、電話やビデオ通話を切って、
〇 対面で最寄りの警察署
〇 警察相談専用電話(#9110)
にご相談ください。
相手方から教示された番号には、決して折り返さないでください。
また、最近実在する警察署等の電話番号を偽装して表示させる手口が確認されています。
実在する警察署等の電話番号が使われていても、ホンモノと信じず、警察署や警察相談電話(#9110)に相談してください。