
少年非行問題
- 県下の少年非行
- 少年サポートセンター
- 少年課からのお知らせ
1.少年非行の概況(令和4年中)
令和4年中の県内の非行少年は、前年に比べて159人(8.5%)減少している。
また、喫煙や深夜はいかい等により補導された不良行為少年は13,115人で、前年に比べて207人(1.6%)増加している。
また、喫煙や深夜はいかい等により補導された不良行為少年は13,115人で、前年に比べて207人(1.6%)増加している。
令和4年 | 令和3年 | 増減 | ||||
人員 | 率(%) | |||||
非行少年 | 1,701 | 1,860 | -159 | -8.5 | ||
刑法犯少年 | 1,253 | 1,420 | -167 | -11.8 | ||
犯罪少年 | 804 | 944 | -140 | -14.8 | ||
触法少年 | 449 | 476 | -27 | -5.7 | ||
特別法犯少年 | 351 | 316 | 35 | 11.1 | ||
犯罪少年 | 279 | 250 | 29 | 11.6 | ||
触法少年 | 72 | 66 | 6 | 9.1 | ||
ぐ犯少年 | 97 | 124 | -27 | -21.8 | ||
不良行為少年 | 13,115 | 12,908 | 207 | 1.6 |
少年非行の推移(過去10年)

2.刑法犯少年
全刑法犯に占める少年の割合は、刑法犯少年の検挙・補導人員が過去最多(14,547人)であった昭和57年には60パーセントを超え、平成4年以降は50パーセント台、平成12年以降は40パーセント台、平成17年以降は30パーセント台、平成23年以降は20パーセント台、平成28年以降は10パーセント台まで減少し、昨年までは13パーセント前後で推移していたが、令和4年中は11パーセント台まで減少している。
平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | ||
全刑法犯検挙・補導人員 | 12,922 | 11,973 | 11,407 | 10,688 | 10,608 | |
少年 | 1,792 | 1,538 | 1,520 | 1,420 | 1,253 | |
成人 | 11,130 | 10,435 | 9,887 | 9,268 | 9,355 | |
少年の占める率(%) | 13.9 | 12.8 | 13.3 | 13.3 | 11.8 |
(罪種別)
令和4年 | 令和3年 | 増減 | ||||||
構成比 | 構成比 | 人員 | 率(%) | |||||
刑法犯少年 | 1,253 | 100 | 1,420 | 100 | -167 | -11.8 | ||
凶悪犯 | 36 | 2.9 | 35 | 2.5 | 1 | 2.9 | ||
粗暴犯 | 301 | 24.0 | 346 | 24.4 | -45 | -13.0 | ||
窃盗犯 | 608 | 48.5 | 669 | 47.1 | -61 | -9.1 | ||
知能犯 | 22 | 1.8 | 66 | 4.6 | -44 | -66.7 | ||
風俗犯 | 59 | 4.7 | 52 | 3.7 | 7 | 13.5 | ||
その他 | 227 | 18.1 | 252 | 17.7 | -25 | -9.9 | ||
うち占有離脱物横領 | 57 | 4.5 | 64 | 4.5 | -7 | -10.9 |
(学職別)
令和4年 | 令和3年 | 増減 | ||||||
構成比 | 構成比 | 人員 | 率(%) | |||||
刑法犯少年 | 1,253 | 100 | 1,420 | 100 | -167 | -11.8 | ||
未就学児 | ||||||||
学 生 ・ 生 徒 |
小学生 | 257 | 20.5 | 273 | 19.2 | -16 | -5.9 | |
中学生 | 366 | 29.2 | 422 | 29.7 | -56 | -13.3 | ||
高校生 | 350 | 27.9 | 374 | 26.3 | -24 | -6.4 | ||
その他 | 47 | 3.8 | 87 | 6.1 | -40 | -46.0 | ||
有職少年 | 168 | 13.4 | 164 | 11.5 | 4 | 2.4 | ||
無職少年 | 65 | 5.2 | 100 | 7.0 | -35 | -35.0 |
(初発型非行)
令和4年 | 令和3年 | 増減 | |||||
構成比 | 構成比 | 人員 | 率(%) | ||||
初発型非行 | 514 | 100 | 611 | 100 | -97 | -15.9 | |
万引き | 300 | 58.4 | 383 | 62.7 | -83 | -21.7 | |
オートバイ盗 | 41 | 8.0 | 44 | 7.2 | -3 | -6.8 | |
自転車盗 | 116 | 22.6 | 120 | 19.6 | -4 | -3.3 | |
占有離脱物横領 | 57 | 11.1 | 64 | 10.5 | -7 | -10.9 | |
刑法犯少年に占める割合(%) | 41.0 | - | 43.0 | - | -2.0ポイント |
3.特別法犯少年
特別法犯により検挙・補導した少年は351人で、前年に比べて35人(11.1%)増加している。
このうち、薬物関係法令違反で検挙・補導した少年は82人で、前年に比べて15人(22.4%)増加している。
このうち、薬物関係法令違反で検挙・補導した少年は82人で、前年に比べて15人(22.4%)増加している。
令和4年 | 令和3年 | 増減 | ||||
人員 | 率(%) | |||||
特別法犯少年 | 351 | 316 | 35 | 11.1 | ||
軽犯罪法 | 125 | 104 | 21 | 20.2 | ||
迷惑防止条例 | 49 | 55 | -6 | -10.9 | ||
銃刀法 | 25 | 26 | -1 | -3.8 | ||
廃棄物処理法 | 9 | 15 | -6 | -10.9 | ||
児童買春・児童ポルノ | 29 | 22 | 7 | 31.8 | ||
薬 物 関 係 |
毒劇物法 | |||||
覚醒剤取締法 | 7 | 10 | -3 | -30.0 | ||
大麻取締法 | 72 | 57 | 15 | 26.3 | ||
その他の薬物法令 | 3 | 3 | ||||
その他の法・条例 | 32 | 27 | 5 | 18.5 |
4.不良行為少年
不良行為で補導した少年は13,115人で、前年に比べて207人(1.6%)増加している。
令和4年 | 令和3年 | 増減 | ||||
人員 | 率(%) | |||||
不良行為少年 | 13,115 | 12,908 | 207 | 1.6 | ||
粗暴行為等 | 32 | 43 | -11 | -25.6 | ||
怠 惰 ・ 浪 費 |
深夜はいかい | 3,910 | 3,769 | 141 | 3.7 | |
家出 | 34 | 26 | 8 | 30.8 | ||
怠学 | 86 | 115 | -29 | -25.2 | ||
その他 | 42 | 26 | 16 | 61.5 | ||
不健全性的行為等 | 6 | 9 | -3 | -33.3 | ||
飲酒 | 442 | 510 | -68 | -13.3 | ||
喫煙 | 7,730 | 7,815 | -85 | -1.1 | ||
薬物乱用 | 3 | 3 | ||||
その他 | 830 | 595 | 235 | 39.5 |
5.福祉犯取締り状況
福祉犯の検挙人員は123人で、前年に比べて29人(30.9%)増加しているが、検挙件数は182件で、前年に比べて38件(17.3%)減少している。
被害少年は151人で、前年に比べて10人(6.2%)減少している。
被害少年は151人で、前年に比べて10人(6.2%)減少している。
(1)福祉犯検挙人員
令和4年 | 令和3年 | 増減 | |||
人員 | 率(%) | ||||
検挙人員 | 123 | 94 | 29 | 30.9 | |
児童福祉法 | 5 | 2 | 3 | 150.0 | |
児童買春・児童ポルノ法 | 53 | 47 | 6 | 12.8 | |
職業安定法 | 1 | -1 | -100.0 | ||
労働基準法 | 2 | 2 | |||
青少年愛護条例 | 52 | 32 | 20 | 62.5 | |
風俗営業適正化法 | 6 | 4 | 2 | 50.0 | |
覚醒剤取締法 | 1 | 1 | |||
毒劇物法 | |||||
その他 | 4 | 8 | -4 | -50.0 |
(2)福祉犯検挙件数
令和4年 | 令和3年 | 増減 | |||
件数 | 率(%) | ||||
検挙件数 | 182 | 220 | -38 | -17.3 | |
児童福祉法 | 4 | 4 | |||
児童買春・児童ポルノ法 | 95 | 147 | -52 | -35.4 | |
職業安定法 | 1 | -1 | -100.0 | ||
労働基準法 | 1 | 1 | |||
青少年愛護条例 | 72 | 59 | 13 | 22.0 | |
風俗営業適正化法 | 6 | 3 | 3 | 100.0 | |
覚醒剤取締法 | |||||
毒劇物法 | |||||
その他 | 4 | 6 | -2 | -33.3 |
(3)福祉犯被害少年
凡例 本ページで使用している用語の意義は次のとおりです。
令和4年 | 令和3年 | 増減 | ||||||
構成比 | 構成比 | 人員 | 率(%) | |||||
被害少年 | 151 | 100 | 161 | 100 | -10 | -6.2 | ||
未就学児 | 1 | 0.7 | 2 | 1.2 | -1 | -50.0 | ||
学 生 ・ 生 徒 |
小学生 | 12 | 7.9 | 19 | 11.8 | -7 | 36.8 | |
中学生 | 61 | 40.4 | 61 | 37.9 | ||||
高校生 | 60 | 39.7 | 64 | 39.8 | -4 | -6.3 | ||
その他 | 1 | 0.6 | -1 | -100.0 | ||||
有職少年 | 10 | 6.6 | 6 | 3.7 | 4 | 66.7 | ||
無職少年 | 7 | 4.6 | 8 | 5.0 | -1 | -12.5 |
- 犯罪少年
罪を犯した14歳以上20歳未満の少年 - 触法少年
刑罰法令に触れる行為をした14歳未満の少年 - 刑法犯少年
刑法に触れる行為をした犯罪少年及び触法少年(交通事故に関連する刑法の罪を除く。) - 特別法犯少年
刑法以外の法令に触れる行為をした犯罪少年及び触法少年(交通法令違反又は自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律違反を除く。) - ぐ犯少年
保護者の正当な監督に服しないか、自己又は他人の徳性を害する行為をするなどの理由があって、その性格又は環境に照らし、将来罪を犯すおそれのある少年(特定少年を除く) - 不良行為少年
飲酒、喫煙、深夜はいかい、その他自己又は他人の徳性を害する行為をしている少年 - 非行少年
犯罪少年、触法少年及びぐ犯少年の総称 - 初発型非行
非行の動機・手口が比較的単純で、初期的段階の非行といわれる万引き、オートバイ盗、自転車盗及び占有離脱物横領の総称 - 福祉犯
児童買春等、少年の心身に有害な影響を与え、少年の福祉を害する犯罪の総称 - ※ 図表による構成比については、四捨五入の関係で、合計の数値と内訳の数値の計が一致しない場合がある。
少年非行概況バックナンバー
非行・交友・学校問題等 少年の悩み困りごと、一人で悩まず相談しましょう!
少年サポートセンターとは・・・?
少年相談活動、街頭補導活動、継続補導活動、情報発信活動、有害環境浄化活動、被害少年支援活動など地域と連携した少年非行防止活動をしている警察の機関です。
相談方法は・・・?
・ 電話相談、面接相談
・ 警察官、少年補導職員が応じます
・ お近くのサポートセンターへご相談ください
受付時間 : (平日)9:00~17:30
・ 警察官、少年補導職員が応じます
・ お近くのサポートセンターへご相談ください
受付時間 : (平日)9:00~17:30
少年サポートセンターは県内に12か所あります!
神戸東部少年サポートセンター

神戸中央少年サポートセンター

神戸西部少年サポートセンター

神戸垂水少年サポートセンター

神戸北部少年サポートセンター

西宮少年サポートセンター

尼崎少年サポートセンター

阪神北少年サポートセンター

明石少年サポートセンター

東播少年サポートセンター

姫路少年サポートセンター

姫路南少年サポートセンター

少年健全育成総合対策推進中!!

兵庫県警察では、子どもたち一人一人がコミュニケーションを大切にし、日常生活で正しく判断し、自ら非行や被害を回避して行動できるよう、少年健全育成総合対策を推進しています。
学校、少年警察ボランティア等の関 係機関・団体と連携し、小・中・高校生等に対する非行防止教室、街頭補導活動、立ち直り支援活動等を推進するほか、スマートフォンへのフィルタリング利用を含めたペアレンタルコントロールの普及啓発活動や子どもが被害者となる福祉犯罪の取締を強化し、子どもの非行防止と被害防止に取り組んでいます。
学校、少年警察ボランティア等の関 係機関・団体と連携し、小・中・高校生等に対する非行防止教室、街頭補導活動、立ち直り支援活動等を推進するほか、スマートフォンへのフィルタリング利用を含めたペアレンタルコントロールの普及啓発活動や子どもが被害者となる福祉犯罪の取締を強化し、子どもの非行防止と被害防止に取り組んでいます。

小学生に対する非行防止教室

他機関との合同キャンペーン

地域社会で取り組む非行少年を生まない社会づくり
少年の非行の背景には、
少年の規範意識の低下
コミュニケーション能力の不足
コミュニケーション能力の不足
家庭、地域社会の
教育機能の低下
教育機能の低下
少年が
自分の居場所を見出せず
孤立している
自分の居場所を見出せず
孤立している
等の問題が指摘されています。
兵庫県警察では、非行少年を生まない社会づくりのため、少年健全育成総合対策の一環として関係機関、地域住民の皆様と連携して次の活動に取り組んでいます。
少年の立ち直り支援活動
非行等問題行動のある少年に対し、
時にはボランティアの方と連携しながら、
時にはボランティアの方と連携しながら、
継続的な指導・助言
居場所づくり等の
立ち直り支援活動
居場所づくり等の
立ち直り支援活動
を推進しています。
少年を見守る
社会機運の醸成
社会機運の醸成
少年警察ボランティア、地域住民の方々による少年への
あいさつ運動、声かけ運動
や、少年の
社会奉仕体験活動、スポーツ活動を通じて、地域社会における
社会奉仕体験活動、スポーツ活動を通じて、地域社会における
大人と子供の絆の強化
をはかっています。
県民の皆様も、「地域の子供は地域で守り育てる」と、地域の子供に関心をお持ちになり、温かい目で見守っていただきますようお願いします。