サイバーテロの脅威
これまで、国内では重要インフラの基幹システムに対する電子的攻撃により社会的混乱が生じるようなサイバーテロの被害は生じておりませんが、海外では、金融機関のシステムや原子力発電所の制御システムの機能不全を引き起こす事案が発生しております。
- サイバーテロとは
サイバーテロとは、重要インフラの基幹システムに対する電子的攻撃又は重要インフラの基幹システムの重大な障害であって電子的攻撃による可能性が高いものをいいます。 - 重要インフラとは
情報通信、金融、航空、空港、鉄道、電力、ガス、政府・行政サービス(地方公共団体を含む。)、医療、水道、物流、化学、クレジット及び石油の14分野における社会基盤をいいます。
サイバーテロ対策の推進
警察では、
等の活動を通じて、サイバーテロの未然防止を図っています。
○ | 重要インフラ事業者等への個別訪問 |
・ 情報セキュリティに関する情報提供 | |
・ 警察・事業者等相互の連絡先等の確認 | |
○ | 兵庫県サイバー攻撃情報共有ネットワークの構築 (兵庫県重要インフラ事業者連絡協議会及び警察署重要インフラ事業者連絡会の設置) |
・ 参加事業者間の情報共有 | |
・ 参加事業者の情報セキュリティ意識の向上 | |
・ 警察と事業者相互の緊密な連携の強化 | |
○ | サイバー攻撃対処セミナーの開催 |
県内事業者等を対象としてサイバー攻撃対処セミナーを開催し、サイバー攻撃の実演や対処方法に関する説明を実施 | |
○ | サイバーテロ共同対処訓練の実施 |
サイバー攻撃事案発生を想定し、事案発生時の初動対処、証拠資料の保全、被害拡大防止等に関する訓練を県内事業者等と共同で実施 |