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薬物を乱用すると

覚醒剤や麻薬等は、それを乱用する人間の精神や身体をボロボロにし、人間が人間としての生活を営むことをできなくするだけでなく、場合によっては死亡することもあります。
また、薬物の乱用による幻覚・妄想が、殺人、放火等の凶悪な犯罪や交通事故を引き起こすことがあるなど、乱用者本人のみならず、周囲の人、さらには社会全体に対しても、取り返しのつかない被害を及ぼしかねないものです。

精神・身体への影響について

薬物の乱用は精神と身体の両面を深く致命的に破壊します。脳の正常な発達を止めてしまい、精神のバランスを悪くさせます。
乱用により、一時的に頭が冴える、精神が興奮するというような感覚を得たように感じられることがありますが、その後、脱力感や疲労感に襲われ、ついには幻覚、妄想といった精神障害が引き起こされます。

身体の主要な器官への影響

  •  大脳の精神細胞の死滅による脳の萎縮、脳出血→記憶力低下
  • 目 視神経の異常・眼底出血→視力低下・失明
  • 気管支 粘膜異常→気管支炎
  •  粘膜異常→肺がん
  • 心臓 血圧低下・心不全
  •  胃粘膜の異常及び出血→胃痛・吐き気・嘔吐
  • 骨髄 赤血球の形成異常→貧血

乱用されている主要な薬物と薬理作用

1 覚醒剤

薬理作用
神経を興奮させる作用があります。
覚醒剤の写真乱用すると眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたようになります。
しかし、効果は数時間で切れ、その後は激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。
覚醒剤は、特に依存性が強く、乱用を続けると覚醒剤精神病の状態になり、幻覚や妄想が現れます。
また、時には錯乱状態になって、発作的に他人に暴行を加えたり、殺害したりすることもあります。
精神障害は、乱用を止めても長期間にわたって残る危険性があります。

2 大麻

薬理作用
一般的には、気分が爽快になり、陽気になり、よくしゃべるようになるといわれていますが、その一方で、視覚、聴覚、味覚、触覚等の感覚が過敏になり、変調を来したり、現在、過去、未来の観念が混乱して、思考が分裂し、感情が不安定になったりします。
このため、興奮状態に陥って、暴力や挑発的な行為を行うことがあります。
また、毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態となる「無動機症候群」に陥ることもあります。
  • 大麻草の写真
    大麻草
  • 乾燥大麻の写真
    乾燥大麻

3 MDMA(合成麻薬)

MDMAの写真薬理作用
視覚、聴覚を変化させる作用がありますが、その反面、不安や不眠などに悩まされる場合もあります。
また、強い精神的依存性があり、乱用を続けると錯乱状態に陥つことがあるほか、腎・肝臓障害や記憶障害等の症状も現れることがあります。 class "co" の内容がここに入ります

4 コカイン

コカインの写真薬理作用
覚醒剤と同様に神経を興奮させる作用があるため、気分が高揚し、眠気や疲労感がなくなったり、身体が軽く感じされ、腕力、知力がついたという錯覚が起こります。
しかし、覚醒剤に比べて、その効果持続時間が30分程度と短いため、精神的依存が形成されると、一日に何度も乱用するようになります。
乱用を続けると、幻覚等の精神障害が現れたり、虫が皮膚内を動き回っているような不快な感覚に襲われて、その虫を殺そうと自ら皮膚を針で刺したりすることがあります。

5 その他の薬物

  • ヘロイン
    ヘロインの写真
    心身への影響が非常に強いことから、医学的な使用も一切禁止されている大変危険な薬物です。
  • 向精神薬
    向精神薬の写真
    ほとんどが医薬品として流通してますが、医師の指示に従わず乱用すると、感情が不安定、判断力が鈍くなり、歩行失調になるなど、心身への障害が生じ大変危険です。
  • LSD(錠剤)
    LSD(錠剤)の写真
    LSD(紙片)
    LSD(紙片)の写真
    幻覚、幻聴、時間の感覚の欠如などの強烈な幻覚作用が現れます。
    特に、幻視作用が強く、ほんのわずかな量だけで、物の形が変化、巨大化して見えたり、色とりどりの光が見えたりする状態が8~12時間続きます。
    乱用を続けると、長期にわたって精神分裂等の神経障害を来すこともあります。
  • マジックマッシュルーム
    食して幻覚が現れ、攻撃的な行動や自殺を試みる例があります。
  • シンナー等有機溶剤(トルエン)
    シンナー等有機溶剤の写真
    神経が抑制されてぼんやりとし、酒に酔ったような感覚になります。
    乱用を続けると、集中力、判断力が低下し、何事にも無気力になるほか、幻覚、妄想などの精神障害が現れます。
    身体に与える影響は大きく、心臓、肝臓、腎臓、呼吸器系、生殖器官等の各種器官に障害が起こります。また、大脳が萎縮し、一度破壊された脳の働きは、二度と元には戻りません。

6 危険ドラッグ

大きな社会問題となった危険ドラッグについては、過去に兵庫県内にも販売店が存在しましたが、危険ドラッグ対策を推進した結果、全店閉鎖となったものの、インターネットによる販売や宅配等無店舗型による密売など潜在化が進んでいると見られ、情勢は今後も予断を許さない状況にあります。
  • 危険ドラッグとは
    規制薬物(覚醒剤、大麻、麻薬、向精神薬、あへん及びけしがらをいう。以下同じ。)又は指定薬物(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器法)第2条第15項に規定する指定薬物をいう。以下同じ。)に化学構造を似せて作られ、これらと同様の薬理作用を有する物品をいい、規制薬物及び指定薬物を含有しない物品であることを標榜しながら規制薬物又は指定薬物を含有する物品を含む。

  • 指定薬物とは
    中枢神経系の興奮、抑制又は幻覚の作用を有する蓋然性が高いもの、かつ人体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがあるものとして、厚生労働大臣が指定したもの。
  • 写真
    お香・合法ハーブと称するもの(植物片状)
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    アロマオイルと称するもの(液体状)
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    バスソルト・クリーナー等と称するもの(粉末状)
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