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兵庫県警察官採用センター
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サイバー捜査の最前線
サイバー捜査1
兵庫県警察の警察官採用試験には「サイバー捜査」という特別区分を設けています。
この特別区分で採用された警察官は、主にサイバー捜査官としてサイバー犯罪・攻撃の捜査や被害防止対策に取り組んだり、その他技術的な知識や技能が必要となる業務を担当することになります。
どのような経歴を持つ警察官が、この特別区分で受験し、活躍しているのか、インタビューをしました。
サイバーセキュリティ・捜査高度化センター
巡査部長(令和4年3月1日現在)
平成24年 兵庫県警察官(特別区分:サイバー捜査)として採用

Q.経歴を教えてください。
IT業界でSE・プログラマーとして13年間勤務した後、35歳のときに兵庫県警察のサイバー捜査官として転職しました。

Q.サイバー捜査官の仕事について教えてください。
不正アクセスをはじめとするサイバー犯罪に対して、客観的な証拠を収集し、犯罪を立証していくことが、サイバー捜査官の主な仕事になります。
今は、パソコンやスマートフォン等のデジタル機器の分析や解析、現場の捜査員に対する技術的な支援等を行うことが私のミッションです。

Q.転職されたとのことですが、新卒で活躍している人はいるのでしょうか。
もちろんいます。
また、サイバー捜査官は、採用後も普段から研修やトレーニングを受ける機会も多く、組織としてスキルアップの支援をしています。
兵庫県警察のサイバー捜査特別区分では、IT企業等での勤務経歴がなくとも、情報処理技術者試験等の資格があれば受験できますので、是非チャレンジしてもらいたいですね。
※新卒採用者のメッセージはこちらを参照【ケース8】

Q.サイバー捜査特別区分の警察官も異動はあるのですか。
もちろん異動はありますが、私の場合、警察本部サイバー犯罪対策課で捜査員として取調べなどを行ったり、国の機関である兵庫県情報通信部へ出向して、高度な解析技術を学ぶなど、様々な角度からサイバー捜査に携わることができ、スキルアップにつながっています。
昇任時は警察署で勤務しましたが、第一線の苦労や県民の声を直に聴ける貴重な経験となりました。
キャリアステップ

Q.仕事の魅力ややりがいは何でしょうか。
正義感を持って仕事ができることです。
前職では内部のセキュリティ対策に追われた経験もありますが、相手を捕まえることはできませんでした。
サイバー捜査官は、ホワイトハッカーのようなネットワーク犯罪から自社を守るだけでなく、警察官に許された権限の中で、悪意あるハッカーを追い、手続にのっとって犯人を見つけ出し、検挙していく。被害に遭われて悔しい思いをする方々のためにも、正義感を持って仕事に携われることができ、サイバー空間の治安維持に貢献できるところにやりがいを感じます。

Q.最後に、受験生にメッセージをお願いします。
最近はあらゆる犯罪にネットワークが利用され、デジタル技術が悪用されるケースが増えており、サイバー捜査官のニーズはますます高まっています。成長分野であり、自分の成長と共に組織を成長させられる面白さがあると思っています。
スキルアップをしながら、やりがいを持って働ける職場ですので、サイバー捜査官を、将来の選択肢の一つに加えてもらえたら嬉しいです。
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