灘警察署長の濱田です。
満開だった桜も終わりを迎え、名残惜しさもあるものの、その代わりに若葉の成長著しい新緑の時期を迎えました。気温も上がり、お出かけにも最適な時期でもありますが、道行く人や車が増えると交通事故の増加も懸念されます。
皆様におかれましては、明るい陽光を楽しみつつも、交通事故にも十分にご注意いただくようお願いいたします。
さて、4月6日から4月15日にかけて実施されました「令和6年春の全国交通安全運動」ですが、署員一丸となり事故抑止に取り組んだ結果、当署管内では死亡事故ゼロで終えることが出来ました。
しかし、これは署員の力だけで為し得るものではなく、署員とともにキャンペーン活動にご協力いただいた関係機関の皆様や日頃から子供たちの見守り活動に従事されている方々など多くの皆様のご協力のおかげであり、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
また、当署管内における運動期間中の交通事故の発生状況については速報値ですが
人身事故10件(前年対比+1件)、物損事故72件(同+10件)
と増加傾向となっております。
交通安全運動は終わりましたが、この先5月に入りますと、今春に小学校に入学した新1年生を始めとする低学年の児童の交通事故が増加してきます。学校生活に慣れてきて油断が生じるのでしょうか、特に下校時間帯に事故が多発する傾向があります。車や自転車を利用される方は子供の事故に多い『飛び出し』に備えて、特に通学路周辺では速度を控えめにして下さい。
また、各ご家庭におかれましても、お子様に対して「飛び出しはしない」「道路を渡るときは左右の安全確認をする」といった事柄を繰り返しご指導いただくようにお願いいたします。
当署といたしましても、さらなる交通事故抑止に向けて引き続き取り組んでまいりますので、引き続き住民の皆様のご協力を賜るよう何卒よろしくお願いいたします。
交通安全運動啓発キャンペーン 於:王子動物園
兵庫県灘警察署長
濱田 忠司